タイトルの通り、家庭菜園で6月くらいからコネギを作っては消費していたので、
全体を切り戻すタイミングで資材の試験をしてみました
背景
今回、気になっていた資材はこちら『リキダス(ハイポネックス社製)』
ハイポネックスが少し眉唾な商品を出したなぁと思っていたので、購入して使用してみることにしました
入ってる成分や説明からストレスがかかった時に使うような資材と判断しまして、低温・切り戻しストレスがかかるタイミングで断続的に使用してみます
材料と方法
リキダスについて
100-1000培で使用する活力液という触れ込みの商品
多分、家庭園芸用で少量ロット(160‐800ml)だけの販売かな
実際に購入したものがこちら
コリン・フルボ酸・アミノ酸・カルシウム・微量要素が入っているそうです
液体は少し黄色がかった透明の液で酢酸臭がします
HPみたら酢酸は有効成分で入っているとのこと
試験条件
試験の条件は以下の通り
栽培地:関東
定植:6月上旬定植
切り戻し回数:2回(試験開始時で3回目)
試験開始時期:21/11/14
栽培面積:1.5m2
施肥:試験開始時期に以下の通り
マグアンプK:25g(全面にばらまき)
- 価格: 928 円
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花工房:500倍希釈液、500ml/畝で散布
リキダス:500倍希釈、500ml/畝で散布、11/14から毎週散布
散布は蓄圧式のスプレーを使用
↓ちょっと違うけどこんなやつです
(手押しの霧吹きじゃ500ml散布はつらいので...)
ダリヤ 蓄圧式噴霧器マイスター1L(真鍮ノズル)(NO726)
- 価格: 1128 円
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試験開始時の栽培作物の状況
11/14の状況は以下の写真のような状況です
大体7cm程度にネギの葉をはねて再生開始です
試験区は写真に入っている通りでリキダス散布と無処理(なにもしない)の畝で分けました
途中経過
株の生育を見ていくとこんな感じです
少し、リキダスを処理している方が大きくみえますね
草丈の推移も以下のようで、リキダスの処理で少し再生速度が速いようなデータになっています
今のところの推測は
1. 冬季の低温化でアミノ酸を吸収して光合成が効率的に行われた結果
2. 乾燥耐性が酢酸によって上昇し、光合成が効率的に行われた結果
3. コリンによって根張りが良くなり、養分吸収が増加した結果
4. 上記4点の複合作用
線虫診断もしてみました(散布開始から4週間) なぜかリキダスを散布している方で2種類の線虫密度が低い結果になっていました
こちらも仮説ですが
1. 酢酸による直接的な殺線虫効果
2. 植物が酢酸の刺激を受けてジャスモン酸を合成、線虫に対する耐性が上昇
3. 上記の効果の複合作用
などがあるのかな?と思っていますが、線虫の密度自体がバラツキが多いものなのでまだまだ確信にはいたっていません
酢酸の効果については以下です やさお酢を散布して同じような現象が起こるか観察してみれば何か分かるかもしれないですね