農業LABブログ

なんとなく勉強した感じになるブログ

【解説】霜害を克服!耐寒性向上のバイオスティミュラント!!

今年の日本は冬の気配が薄いですが、12月くらいからは冬本番でしょうか



今回は冬での霜害や耐寒性向上資材について記事を作成しました

 

 

 

 

1. 耐寒性向上のキーポイント

耐寒性の向上には

①凍りにくい細胞内の水分

②多少凍っても壊れない細胞壁

の2つが重要になります

 

①については細胞内の水分が糖類や粘性のある成分を含むようにする必要があります

食塩を混ぜた水が凍りにくくなるイメージですね(植物には食塩はダメですが)

②については物理的に出来る限り強化する程度になるので、補助的な役割となります

 

そのため、主には以下のような方策が取れられます

A. ブドウ糖やトレハロースなどの多糖類、ベタインなどによる浸透圧調節、細胞内水分の粘性増加

B. カルシウムを十分に吸収させて細胞壁の強度増加

 

2. 実際のバイオスティミュラント製品

ファイトクローム社製品

マリンインパクト(フコイダン、マンニトール、ベタ イン等複数成分)

グリーンステム(グリシンベタイン)

ファイトカル(トレハロース+カルシウム)

 

晃栄化学工業

アイスバリア(トレハロース系)

www.koei-chem.co.jp

 

3. 根の保護も忘れずに

土も霜柱や凍結によって根を傷めます

根が傷んでしまうと水分・養分吸収に支障が出たり、植物を支える力が弱くなり倒伏などの可能性も高まるため株元の保温も大事です

 

通常ですと敷き藁などで根の周りを保護しますが、最近は株元の保護と有効成分の供給を一緒にできる、「霜ガード」という製品が出ています

 

 

こちらはゼオライトで空気層を作って土壌の凍結を防ぐとともにブドウ糖を根に供給することで細胞内の浸透圧を調節・粘性を向上させて凍結しにくくする資材になっています

 

なかなか100%霜害を防ぐことは難しいかも知れませんが、少しでも多くの作物を保護しつつ、早春でも霜が降りるリスクがあることから天気予報によっては上記の製品を頼りにしてみると良いと思います